経験を活かして働く
2017/11/08
介護業界が求める人
高齢化が進む日本では、介護業界の人手不足が深刻になっています。そのため、他業種からの転職や外国人の介護職員が増えています。しかし、介護業界で一番必要としているのは、未経験者の人材ではなく介護の経験したことがある人材です。以前介護職として勤務していた人はもちろんですが、自分の親族の介護をしてきた人も重要な戦力として見られています。一度でも介護の経験がある人は自分で「ブランクがあるから」「家族の介護しかしていないから」と思いがちですが、介護業界ではどこの施設でも積極的に採用してくれます。なぜなら、経験がある人と初心者では、やはり心構えや意識が全く違うからです。
正社員を目指せる
介護離職や休職していた人にとって、介護終了後に正社員として職場を探すのはとても難しいです。しかし、安定した給料や厚生年金に入りたいなどの理由で正社員を目指す人は多くいます。介護終了後に正社員として働きたい人は、介護職をおすすめします。まず、介護職員は他の業種より正社員になりやすいです。しかも独学とはいえ、自宅で介護してきた経験を活かすことができます。今までの経験を活かしながら、今後は現場で本格的な介護の知識を覚え、さらに実践的なテクニックとスキルを磨くことができます。
派遣社員として働ける
いきなり正社員として働くのは心配と思っている人には、派遣社員として働く方法があります。特に介護業界では約47%の人が非正規社員として働いています。しかも、派遣社員は場所や時間が選ぶことができ、休みもきちんとしています。このように、出世に興味がない、正社員ほどの責任がかからない働き方を求めている人に派遣社員は人気です。また、派遣社員は手当や時給が優遇されているのでベテランの介護士になると、正社員よりも給料が良い場合があります。しかも派遣社員でここまで待遇が良いのは、人手不足の介護業界だけです。
介護の世界
介護業界には、様々な職歴の人が働いています。介護に慣れている新人が実は親族介護の経験者だったり、お年寄りと話すのが上手いと思った人は高齢者用に羽毛布団を売っていた元営業など様々です。最近では、福祉の専門学校を卒業後すぐに働いた新人が自分で事業所を立ち上げることもあります。介護業界は体力が必要な仕事ですが、ノルマも上下関係もなく利用者からの「ありがとう」の声を直接いただける貴重な仕事です。人とコミュニケーションをとることが好きで、今までしてきた介護経験のスキルを活かすには最高の職場です。
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