仕事内容を知り介護職に就く

介護離職中にできること

介護で離職や休職した人にとって、介護終了後の社会復帰は難しいと考える人が多いです。しかし、介護期間中から社会復帰のことを考え準備しておくと、毎日の介護や介護終了後の人生のモチベーションになります。特に介護の資格を取得しておくと、介護期間中でも知識やテクニックを活かせるのでゆとりを持って介護ができます。また、介護終了後は自分の経験と資格を活かして介護業界で働くこともできます。

介護職の仕事内容

2017/11/11

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介護職とは

介護職の仕事内容は様々で、仕事の難易度も比較的簡単なものから専門的な知識が必要とされる高度なものまで幅広くあります。しかし、基本は老人ホームなどの施設で高齢者の身の周りのお世話をし、利用者がその人らしい生き生きした生活ができることをサポートします。介護職として働くためには、介護保険制度上は無資格でも働くことができます。ただし、介護職員初任者研修の資格を望む施設が多く、介護福祉士の資格があれば就職により有利になります。

介護職とは

介護職員が働く場所

介護職員が働く場所は、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)、介護老人保健施設、有料老人ホーム、認知症グループホーム(認知症対応型共同生活介護)などの入所施設です。介護入所型の施設の場合は24時間体制の介護のためシフト制で働きます。他には、デイサービス(通所介護)、デイケア(通所リハビリテーション)など、利用者が日中だけ滞在する日帰り施設や在宅利用も日帰り利用も泊まりもある小規模多機能施設(小規模多機能型居宅介護)があります。これらの施設での仕事は、入所者が日常生活を送る上で障害や病気、筋力低下等により自分ではできない部分を介助します。他には、ちぎり絵や書道などの趣味活動・手作業や、転倒予防体操などの運動メニュー指導や見守り、入浴の介助があります。

介護職員が働く場所

介護の仕事内容

介護の仕事は、施設によって違いますが大きく分けて3つあります。
まず1つめは、利用者への介助です。介助の内容は、排泄介助、食事介助、移乗介助です。入浴介助は、利用者の入浴のお手伝いで、介護のなかでも体力のいる仕事です。しかし、利用者の気持ちよさそうな顔が見ることができるのでやりがいを感じる人も多いです。排泄介助は、利用者の排泄管理やお手伝いですが、信頼関係が重要になり介助される側の精神的な負担や、身体的な不快が最小限になるように常に考え自立できるようにお手伝いします。食事介助は、自分で食事ができない人をお手伝いします。高齢になると、噛む力や飲み込む力が衰えてくるためその人にあった食事形態を選び食べる喜びが得られるようにします。移乗介助は、ベッドから車椅子などへ乗り移る時に介助することです。体力がいりますが、車椅子・トイレ・椅子などへの移乗ができるかどうかで、寝たきりを防ぐことができます。
2つめは、身体機能回復につながる動きを取り入れたゲームや催しをするレクリエーションです。利用者が楽しめるよう内容レベルを考えながら自分も一緒に楽しむことで利用者とより距離を縮めます。
3つめは、利用者の歯ブラシなどを手伝う口腔ケアやパジャマに着替えなどをお手伝いするナイトケアです。ナイトケアは、人によってパジャマの上をズボンの下に絶対に入れなきゃ嫌とか、靴下は絶対に履いて寝るというこだわりを持つ人がいるので、きちんと把握することが必要です。

介護の仕事内容

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